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2011年10月26日 (水)

2011年タイ洪水被害情報

まずこちら→緊急支援活動報告


在タイ日本大使館はツイッターの利用を開始しました。
タイ洪水災害関係の各種情報を大使館のホームページに掲載しています。

タイ王国で発生している今年の洪水は幾つかの要因が重なったため災害が拡大しており、収束する見込みが全くたっていません。


【今年の大洪水の背景】

そもそもタイ国雨季の特徴である午後に集中豪雨がくるモンスーン気候に、7月下旬から継続して発生している熱帯性低気圧による降雨が重なりました。
その為、半世紀に一度と言われる降雨量を記録し、タイ国中部地方を中心とする地域で土砂崩れや川が氾濫ました。
更に、増水によるダム決壊を恐れたタイ国中西部のシーナカリンダムは8月15日にダム下流住民にその影響に対する十分な説明をせず急遽ダムから大量の水を放水し、バンコク北西に位置するタイ中部カンチャナブリ県内に広範な洪水を引き起こしました。
また、タイ国北部の河川上流域に建設されたダム(例えばタック県のブミドールダム)でも同様にダム決壊を恐れてダムからの放流を続けています(後に写真掲載)。
更には、タイ国の排水整備が遅れていること、シャム湾からの大潮が上がってくるという事情が全て重なって被害が拡大しています。
シャム湾からの大潮は一度既に10月中旬に発生していますが、今後は更に国土側の洪水水量が増していると予想される10月末に満潮の大潮がバンコク市街地を南から襲ってきます。

バンコクはチャオプラヤ川(=メナム川)のキャッチメントエリアであり、そもそも砂地・低湿地帯であり軟弱地盤で有名な土地です。またほとんどの場所が海抜2m~3m程度の為、北部からの大洪水と南部からの大潮に同時に挟まれると水没する危険性が高いと考えられています。


【洪水の現状】

既に、タイ国土513,120km2 (日本の国土の約1.358倍)のうち、23万km2が浸水被害に遭っています。
この広さは実に日本の本州全域の広さに調度匹敵します。言いかえれば、北は青森青函トンネルの入り口から南は山口県関門トンネルの入り口まで、全てそっくり水浸しという甚大な被害に見舞われているのと同じ被害面積です。
その洪水水量総計は80億トン~100億トンと推計されており、これは6か国(中国、ミヤンマー、ラオス、タイ、ベトナム、カンボジア)を流れる4,000km超の国際河川メコン川5本分の水量であると報道されています。


【農業と雇用の課題】

タイ国民(約6,640万人)の経済従事人口(3,874万人)のうち42%は農業従事者であり、その家族全体を含めると50%が農業人口と推計されています。
国家の半数が農業を生業としているタイ王国にとって、本当のチャレンジはこれからやっています。
今回の大洪水により農地の栄養分が含まれる表土が流された農耕地が数多く残される可能性があります。タイ国では毎年の洪水を想定した農法を営んでいる貧困地域も一部ありますが、今回の洪水は50年に一度という規模の予想を上回る水量の為、例え洪水が引いた後も人口の半数を擁する農業への深い爪痕が残ります。
また、タイ国内外工場の一時閉鎖から都市部近郊へ流入している工場作業員が失職し、更に帰るべき故郷が水害となれば雇用は今そこにある危機的大問題です。


【1~2カ月の直近で必要な支援】

掛る状況と背景のもと、急ぎ直近でタイ国に必要な支援は、先ず被災地への食糧・衛生物資の配給。
また配給に必要不可欠である大量のボートの手配。
ボランティアスタッフの基本的な活動資金(三食・移動交通費等)。
次に、早晩発生が懸念される下痢、赤痢等の水質低下等から発生する感染病への予防の為の、衛生力の強化。
安全な飲料水を確保することは最優先事項の一つであり、特に抵抗力の弱い子どもや高齢者の下痢等・赤痢等による脱水症、体内栄養の欠落は命を左右する問題に発展します。
これを予防する為には、安全な飲料水の継続的配給、被災地でのごみ処理ボランティア、衛生啓蒙活動が必要です。

勿論、洪水を排水することが喫緊の課題ではありますが、人々がバケツで水をくみ出すレベルでは到底なく、雨季が一日も早く過ぎ去ることとタイ国政府の努力に頼る以外に方法は有りません。


【年末~中期的に必要となる支援】

その後は上述の通り人口の半数を占めるタイ国農業の再生。これには栽培側と購買側の両側面からの同時並行のサポートが必要です。海外からは
①痩せた農耕地への栽培技術支援、
②タイ国農業関連事業への投資、
③消費者としてのマーケット提供の三本柱が直接的に将に「血」を注ぎ込む支援となります。

①は国際機関や農業NGO/NPOによる支援、
②は個人献金又は法人による投資支援、
③は海外各国の消費者の購買力による支援、となります。
他方、工業・サービス部門の再生に関しては、各民間企業の対応に全面的に委ねる以外の選択肢は考え難いのが現状です。


追加情報並びに、義援金等へのご参加は以下へお問い合わせをお願い致します。
Japan Support for earthsafe Foundation (Thailand) 事務局
豊洲吉孝(とよすよしたか) 080-3398-8644 / toyosu1123@yahoo.co.jp


豊洲さんは私がとても信頼している方です。
鎌倉市民でもあり、ごみの件、子ども会館の件など多くの市制への協力をしていただいている方です。
是非皆様のお力添えをお願いいたします。



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