◆生ごみのエコフィード 鹿児島視察
私は以前から生ごみはエコフィード(食品残渣飼料)化するべきと主張しています。
その中で最もすぐれた技術をお持ちだと私が考えている、源麹研究所の山元 正博代表取締役会長に以前一度お会いしてお話は伺っていましたが、先日霧島市で経営されている、BARREL VALLEY PRAHA & Gen始め鹿児島市内にある施設などに視察に行かせていただきました。
山元さんのそう祖父で、近代焼酎の父と言われている河内源一郎さん
ちなみにここのマッコリめちゃうまです!
この豚舎は豚を1,000頭飼っているそうです。
丁度生ごみが搬入されています。
生ごみ日量約4トンで1,000頭分のリキットフィードがつくれます。
約2割がリキットフィード、配合飼料が8割。
6対4の割合でもいけるそうです。
体重の増加のスピードが異常に速いそうです。
麹菌で醗酵させる技術が最も優れている点は、こういった食べ残しの生ごみが投入できる事です。
私が調べた限りでは食べ残しの生ごみが投入できる技術は他にはありません。
食品加工会社のプラントです。
出た生ごみを飼料化して販売できます。
駐車場2~3台分のスペースしかありません。
臭いはまったくしません。
日量5トンのプラントで約1,000万円
バイオガスエネルギー回収施設は年間1万4千トンで65億円・・・
残渣が大量に出る。
ランニングコストは年数億円。
65億あったら1千万だったら650台作れる。
処理能力は91万トンになる。
しかも残渣はキロ3円以上で販売できる。
ランニングコストも雲泥の差。
麹菌と光水熱費、清掃費用ぐらい。
これでもまだバイオガスエネルギー回収施設がいいと言う議員さんが居る?
24時間で乾燥して出てきた飼料です
元が生ごみとは思えません
こちらはまた別の実験中のプラント。詳細は秘密です
鎌倉市議会では何かと話題のバイオガスのエネルギー回収施設ですが、そのプラントメーカーがもうバイオガスのプラントはだめなので、この秘密の技術に注目して、源麹研究所さんと開発している技術だそうです。
他にも色々お話伺いましたが 麹 のパワーはすごいなーと関心いたしました。
日本に昔からある伝統的な食品と技術を今一度見直さなければなりません。
◆事業系生ごみの処理について
国・県もエコフィードを推奨しています↓↓↓
現在予定している堆肥化より明らかにコストが安いですし、積み替え施設が不要です。
市としてはこの積み替え施設の建設がネックなので、これをやらなくて済むのでかなりいいと思います。
養豚業者かごみ処理業者にプラントをたてる時の補助金を出してあげてあげれば、やる業者はあるのではないかと思います。また鎌倉市が自らやれば利益を出せます。
あとは民ー民でやってもらえれば鎌倉市としては大変楽ができます。
・養豚業者がプラントを建てる場合
養豚業者は低コストで安定的に飼料が手に入る
ごみ処理業者は無料又は低コストでごみを受け入れてもらえる
・ごみ処理業者がプラントを建てる場合
ごみ処理業者は低コストでごみを処理できるし飼料販売で利益を出せる
養豚業者は低コストで安定的に飼料が手に入る
・鎌倉市がプラントを建てる場合
ごみ処理業者は低コストでごみを処理できる
養豚業者は低コストで安定的に飼料が手に入る
鎌倉市は利益を得る事ができる。
(1Kgあたり、生ごみ受け入れ7円、飼料販売3円、で利益が出る)
「鎌倉ごみ問題」カテゴリの記事
- ◆総務常任委員会長嶋質疑/2024/06/17(2024.07.12)
- ◆金の為ならプラごみOK?(2023.11.03)
- ◆かまくらプラごみゼロウイーク開催(2023.10.28)
- ◆2022/6/16鎌倉市議会市民環境常任委員会 ごみアクションプログラム(2022.06.21)
- ◆事業系ごみの全量資源化に向けて縦型乾式メタン発酵施設による実証実験を開始(2021.08.20)
コメント