◆観光厚生常任委員会視察 福岡県大木町&佐賀県武雄市
10月の18日・19日に観光厚生常任委員会の視察に、福岡県大木町と佐賀県佐賀県武雄市行ってきました。
◆18日福岡県大木町
「おおき循環センターくるるん」
福岡空港⇒天神⇒西鉄八丁牟田⇒「おおき循環センターくるるん」
駅から20分歩きます!
併設の道の駅おおきに到着。
視察のコースとしてここでの食事がセットになっています。
いずれにしろ近隣にはないのでここで食べるしかありませんが…
オープンキッチンで調理。
地元の食材で地元のおばちゃん達が運営。
使っている食材を道の駅売店で買うこともできます。
生産者の顔が見えて安心。
内装やCSの訓練などおそらくプロがコーディネイトしていると思われます。
ランチ1,350円で食べ放題でしたが客席は満席でした。
私は飛騨道の駅パスカル清見 で働いていた事がありますが、こちらの道の駅のレストランはなかなかGood。
バイキングとしては今迄食べた中でNO1と言ってもいいと思います。
鎌倉でもし同じような施設があったら2千円でも行列になるでしょう。
隣の「おおき循環センターくるるん」へ移動
大木町は2005年にバイオマスタウンに認定されています。
バイオガスプラントの見学をします。
メタン発酵槽
このばけつで生ごみを集めます
小さいほうが家庭用。
大きいほうが事業主用。
生ごみを投入します
生ごみ破砕分別装置
最初に入った機械がダメで、地元の鉄工所に頼んで作ってもらったとの事でした。
こういった物が生ごみに混入します。
浄化槽汚泥破砕装置
し尿破砕装置
液肥貯留槽
出た液肥を大木町の農家で使っています。
発酵槽内堆積物
バイオガス発電機
■建設工事費 519,960,000円
■施設の構成
原料受入貯留・前処理施設、高温液化・メタン発酵設備
ガス貯留・エネルギー利用設備・ 液肥貯留設備・水処理設備、脱臭設備
■敷地面積 3,850㎡
■処理棟延床面積 520㎡
■処理能力 生ごみ:3.8t/日 し尿:7.0kl/日 浄化槽汚泥:30.6kl/日
■処理方式 資源化:メタン発酵 水処理:高負荷脱窒素処理方式
*施設概要
以前ご紹介した生ごみのエコフィード化は、生ごみ:5t/日のプラントが約1千万円です。しかも車2~3台分程度のスペースで設置可能です
また最近調べているRPFは生ごみを除いた燃やすゴミ:5t/日のプラントが約1億7千万円です。
考え方としてはRPF+エコフィード又は堆肥化で焼却炉はいらないという事になりますが、バイオガスプラントの場合は生ごみだけの処理なので、燃やすゴミの課題解決はできません。
鎌倉市議会の議員さん達はバイオガスプラントをやるべきだといっている議員さんが21対6で圧倒的に多いのが現状です。
施設の一部で電気を使えるぐらいしか発電できない設備をこれだけお金をかけてやる事が本当にいいのか疑問を持ちます。
大木町さんが現在成功しているのは、職員の方々日々苦労をして試行錯誤で進めてこられたからだと思います。
また、規模が小さかったから対処できているのだとも思います。
鎌倉市で計画していたような大規模の施設を指定管理者の委託でやってもなかなかうまくいかないのではないか?とあらためて感じました。
◆19日佐賀県 武雄市役所
武雄温泉ハイツ⇒武雄市役所⇒JR博多⇒天神⇒福岡空港
1Fロビー
◇観光厚生常任委員会委員長の飯野議員より挨拶
鎌倉市と武雄市のつながりについて話しがありました。
意外にもつながりが…
源頼朝ともご縁があるようです。
階段をあがった2F正面には大きな流鏑馬の絵がかざってありました。
◇facebook city課の説明
なんと言っても武雄市役所のホームページをFacebook にしてしまった事で度肝を抜かれました。
樋渡市長さんは色々批判されていると思いますが、そんなのは勝手に言ってなさいという感じです。
しかも言っているのはどうせ市民ではなく外の人間。
大きく市民の利便性があがったかと言えばそうでもないかもしれませんが、「二次的効果」は絶大だと思います。
私がこのブログを書いている事自体その結果のひとつ。
武雄市民にとっては大変大きなプラスになった事はまちがいのないと思います。
この「二次的効果」がわからない人が多くて困る。
特に役所の人は自分の担当の事しか考えないので理解がない。
役所の人は他市の事例に弱いので、武雄市さんがいい事例をどんどんつくっていただけるので、色々な場面で話しやすくなりました。
皆さん是非「二次的効果」考えてください。
◇F&B良品の説明
これは今から鎌倉市も取り組もうとしているところです。
大木町のところでも書きましたが、私は道の駅で働いていたので地域の特産品販売は仕事でしていました。
その目線で拝見すると、このF&B良品は言ってみれば道の駅販売部門のWeb版と言った感じで私は捉えています。
楽天を始め色々なものがWebで買える時代にその優位性はなんなのか?
公的機関が絡む事で消費者が「安心感」を持てる事と、大商業資本にのらない商品の「希少性」に価値を持てるのだと捉えています。
また、SNSを利用する事で一方通行ではない、地元で希少価値の高い物をつくっている生産者と「繋がれる」感覚が持てる事も重要だと思います。
それが今後消費者が現地に行く事につながってきます。
◇めずらしい「いのしし課」
新設された時の武雄がばいニュース
マイナスの財産と捉えられてきたいのししを価値あるプラスの財産に変えていく施策を推進との事。
私も飛騨の山奥に住んでいた事がありますので、いのししの被害よくわかりますが、マイナスをプラスの財産に変えてゆくとは…
まさに逆転の発想です。
◇元気再生事業の説明
やはり一番の話題は、武雄育ちレモングラス
なぜレモングラスか?の問いに、
「市長のひらめきです」の回答
そして職員が「それでいいと思っています」と、どうどうとこういった場でもいえる、それを全国NO1にしてしまい結果も出している。
恐らく誰よりも一番動かれてここまでもってこられたのは樋渡市長だと思います。
樋渡市長は、私が今の時代必要だと言っているサーバントリーダーシップを実践している方ではないかと思います。
◇感想
とにかく職員の方が優秀で、やる気満々という感じでした。
鎌倉市役所にスカウトしたい感じでした。
樋渡市長さんうらやましい。
後で聞いたのですがここの担当課長さんは私が湘南カフェというユーストリームの生中継番組を一緒にやっている、草間剛横浜市議会議員の大学院時代の同級生だったそうです。世の中つながっています~
しかし、樋渡市長さんにお会いできなくて残念でした…
宿でいただいたレモングラスのプリンとても美味しかったです。
これ商品化してほしいな~
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