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2014年7月16日 (水)

◆環境を考えた、地産地消の花火10発が打ちあがります!

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長谷・先住民族のクラフト・ショップ Middlesオーナー

柴田信之さんのFacebookより転記させていただきました。

以下の文章はとても大事な事だと思います。
日本人が忘れてしまった事、
そして超高齢化社会を迎える日本人がこれから考えなければいけない事、
それがつまっているお話だと思います。
いよいよ7/23(水)は鎌倉の花火大会です。
サーファーの方々はよくわかってると思うけど、花火の後の海の上はもう一面花火ゴミで大変になる
そして海岸から駅にかけても観覧者のゴミだらけ。
何年か前に大会に意見したこともあったけどそのときはまったく伝わらなかった。

実は神奈川県には海岸美化財団ってのがあって海をキレイにしてくれてる団体がある。
特に花火の後は早朝から彼らががっつり掃除してくれるからもう9時くらいにはすっかりかたづいてキレイになってるから、その後海に来る人はひどい惨状を目にしないので、みんなきれいなもんだと勘違いしてる
街の中だってたくさんのボランティアや街の人が拾ってきれいにしてる。
必ず「誰か」がやってるってこと

ゴミは出しても片付ければいいんだ!ってロジックになじめず「時を待つ」姿勢になっていたのだけど意外に早くその「時」が来た!
前回から商店会の友人が実行委員長をつとめてるんだけどとうとうやってくれました!
今年は「環境配慮型花火」を打ち上げます
しかも地産地消花火

全体の中の10発ですが以下のような目的と特性をもつ花火です。

①鎌倉の山、家庭、寺社教会から切り出した剪定廃材をもとに火薬を作って花火にする。
②ケミカル彩色光材を使わず江戸時代そのままの木炭燃焼色のみの「和火」という黒色花火。色は線香花火のような橙色。
③花火打ち上げに関して出るゴミを回収して来年の花火の材料とする。
④花火によりいなくなる魚達に配慮して花火カスを魚が食べられるエサを付ける。(予定)
⑤花火爆発後炭が燃え残って海に落ちるようにして海を浄化する。

たった10発でもされど10発。
第2景の後半の「鎌倉柳」と「鎌倉菊」がそれです。
物足りない!と思うのか、風情がある!と思えるか。今から超楽しみです。

それに加えて・・・・・

花火はもともとお盆の迎え火にあたるもの。
立派なお盆の儀式です
今回は最初にお坊様達による読教があって、さらに流鏑馬の装束の矢手(馬はなし!)が海に火の着いた矢を放ちそれが海に着水すると同時に一発目が上がるという鎌倉らしい演出から始まる様子。
矢はもちろん紐付きで回収可能。
たまらん。

こうして「文化」だから「伝統」だから「仕方ない」と環境負荷をあきらめることなく、両立点を探して「やってみる」ことはほんと大事と思う。最初はなんでも絵空事。
それでもあきらめなかった魚が陸に上がり、人間は空を飛び、宇宙にまで到達したんだから。

花火に対して初めて前向きな気持ちになれたので今回はたくさん寄付してみた。

ここまで出来たら、そんな花火の発数が増えたり、お金を出したい!
人が増えたり、道の整理を手伝いたいって人が増えたりして、花火が終わったら「ゴミ拾いタイム」が呼びかけられて、自分の周りだけでもゴミを片付けて、もしゴミを回収するのがサービスだと言うのなら、駅に帰る途中も目に付いたゴミは拾ってもらって、駅前には臨時の「ゴミを拾ってくれてありがとうステーション」を設けて回収してもいい。

ゴミ出すのも、捨てるのも平気なんて時代はとっくに終わってる
イベントもお客だからとなんでもしてもらうのが当たり前っていう時代でもない。
ここは俺たちの街だから勝手をやるなって時代でもない


みんなで楽しむものならなんだってこれからはみんなでやるもの

お互いを思い図って、住んでる人、遊びに来る人、商売する人、その他いろんな関わりの人達が同じ目的で集って「思い図り合う」のが自分の思う祭。

そんな街がいいなーと思うのです。


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