12月22日(木)市議会全員協議会と会派代表者会議で、「不適切な事務処理」についての報告があり質疑しました内容について、気になるポイントがありますので書き留めておきます。
私はあくまでも、一般社会の常識で『おかしい』と申し上げておりますが、松尾市長はじめ幹部職員は『何がおかしいのか?』わかっていないと思います。
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◆不適切な事務処理で質疑して気になるポイント-①
監査委員を軽視した市長の態度。信頼関係は地に堕ちた。
生活保護費盗難事件の件について、私が監査委員として監査した指摘事項や意見など市長、副市長はきちんと把握していませんでした。
監査の講評の時も調査委員会委員長である市長は聞きに来もしません。
これだけの大きな問題が起きているのに真剣味が感じられない。
すべて他人事。本当に腹立たしい。ゆるせない。
表面上頭下げてお詫びしたってダメです。
そもそもですが、昨年からわかっていた事なのに、監査委員にも隠していた事は重大な問題です。信頼関係は大きく崩れていますが、その修復すらしようとしないのが松尾市長の態度です。
・生活保護費支給に係る監査結果報告書
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/…/…/seikatsuhogohi.pdf
↑PDFで19枚
※調査委員会中間報告詳細はブログに掲載!
http://kamakurasi.air-nifty.com/blog/2016/12/post-a71c.html
◆不適切な事務処理で質疑して気になるポイント-②
市議会を軽視した市長の態度。益々関係性は悪化するだろう。
全員協議会開催と同時に何十枚にも及ぶPDFの資料(リンクブログ①〜⑤)を出されて説明されましたが、読み込む時間も無しにすぐ質疑して下さいと言う松尾市長の態度。
重要な案件かつ資料のボリュームが多いのだったら、事前に配布して読み込む時間を取ってやるのが当たり前だとおもいますが、そうすると色々と突っ込まれて困るので、それを防御するための手段である。
松尾市長の議会をバカにしたふざけた態度である。
こんな議員を怒らせるようなやり方をすれば、信頼関係を失って益々議会との関係を悪くすると思います。この他の問題についても、悪い事をやっている連中側に立って防御するようなやり方ばかりしています。
松尾市長からは議会と協力しあって解決して行こうと言う意思が全く感じられない。何故そんなに鎌倉市をわざわざ悪い方向に向かわせるように進むのか?市民の側に寄り添った行動が何故とれないのか?
理解に苦しみます。
※調査委員会中間報告詳細はブログに掲載!
http://kamakurasi.air-nifty.com/blog/2016/12/post-a71c.html
◆不適切な事務処理で質疑して気になるポイント-③
キャビネットからまた現金見つかる。
驚いた事に、観光商工課執務室内のリーフレットや帳票等を保管する2課共有のキャビネットから、紙袋に入った現金や通帳等が発見されたとの事。
生活保護費の問題があったので「もうキャビネットに現金があるような事は全庁的にないですか?きちんと調査したんですか?」と私は聞きました。
そして、きちんと調査しないなら、私が監査委員として片っ端から、キャビネット、机、棚などあけて回ってチエックしますけど?と申し上げたら「もうありませんから大丈夫です」と言われましたが、大嘘つきである。
この後に及んでまたこういった事態が発覚するとは全くあきれます。
しかも、膨大な報告書に小さく概要が記載されているだけで、金額などの内容は記載が無いうえに、報告の時に部長は説明も内容も言いませんでした。
私と上畠議員が質疑である程度聞き出しましたが、なんで隠そう隠そうとするのか?
緊急に所管委員会である観光厚生常任委員会を開催して内容を報告させるべきである。
観光厚生常任委員会の委員長の日向議員は市長推薦議員なので、ラファエル会の問題、観光協会の問題など積極的に取り扱うのを避けようとしています。
そんな事ではチエック機関としての議会の役目は果たせません。
やる気が無いなら委員長は降りていただきたいと思います。
◆不適切な事務処理で質疑して気になるポイント-④
定期代不正受給でまた処分者出る。
以前私が指摘して3回に渡る調査をさせて16名の処分者が出た定期代の不正受給者がまた7名出た。しかも前回処分された職員がまたやっており悪質である。
やった本人は勿論悪いが、管理監督責任も問われるはずだがおとがめ無し。
下記リンクの過去の経緯を読んでいただければわかりますが、本当は前回の調査の時に交通費が支給されているのに定期券等を所持していなかった職員は266名存在していたのです。
定期代不正受給ブログ①
http://kamakurasi.air-nifty.com/blog/2016/03/post-163d.html
定期代不正受給ブログ②
http://kamakurasi.air-nifty.com/blog/2016/08/--6fcb.html
今回再任用の職員からも処分者が出ているが、私が指摘していたにもかかわらず、調査、指導をやらないからこういう事になる。
また、労務管理、職員教育、執務室改善、庁舎セキュリテイ等様々な是正策を再三言っているがやる気無し。
私は大企業で勤務していた経験から様々な観点の改善が必要と申し上げていますが、人の忠告を聞かないからこうして職員の処分者ばかり出す事になっている事をいい加減わかっていただきたいものです。
パートを始め教育委員会まで含めて徹底調査と指導をするべきである。
議員の指摘に聞く耳を持っていない松尾市長の意識が変わらない限り是正はされない。また処分者がでるであろう。
◆不適切な事務処理で質疑して気になるポイント-⑤
瀧澤前副市長の処分なしはおかしい。
リンクの処分者リストを見ていただくとわかりますが、瀧澤前副市長はおとがめ無しである。所管外の小林副市長や教育長が処分されているのに、市長の次に責任が重い、言わば実働部隊の最高責任者が処分されないのは全く納得がいかない。
退職したから責任を問えないと言うのはおかしな話で、東京都は豊洲の問題で退職者の責任も明確にしている。
また全体の処分の内容も極めて甘いと言わざるをえない。
悪い事をやっても懲戒処分にもならないし、鎌倉市役所にはドロボウが潜んでいる訳で、こんな事ではまた次々悪いことをする奴は出てくるとおもいます。
真面目にやっている職員がかわいそうでもあります。
※処分者一覧
http://kamakurasi.air-nifty.com/blog/files/2-syobunn.pdf
◆不適切な事務処理で質疑して気になるポイント-⑥
現場主義が欠如した経営者には解決ははかれない。
窓口における収納金の不適切な取り扱いについては私が総務常任委員会の番外で質疑した事で発覚した問題です。
松尾市長に、問題が発生している市民課のレジの状況を自分の目でチエックしたり、各支所に行ってチエックしたのか? と質問したら「行っていない」とのうのうと答えました。
姉妹都市のニースに旅行に行ったり、自治会のお祭りなどは相当数顔お出すし、大きなイベントには殆ど出て挨拶する時間はあるのに、今やるべき大事な仕事は全くやっていない。話しにならない経営者である。
高機能レジスター導入や監査での例月現金出納検査でのチエックなどの様々な是正措置を取っていると説明があったが、それらは私が提案してやらせたものである。市長が指示したものでは無い。
松尾市長の最初の市長選挙のマニフェストには「常に現場主義」、市長自ら現場に出向き、何事も、それぞれの現場の市民の方々の目線で取り組みます。と記載されています。
市長推薦議員の広報虚偽記載が話題になっていましたが、松尾市長のマニフェストは正に虚偽記載ではないでしょうか?
傾いた企業を立て直した経営者はやはり皆さん現場主義。私もそういう方々と直接仕事をさせていただいたので実感しております。
私も中澤議長も各支所をヒアリングしてまわった。責任ある立場の人間なら考えて実行するのは当然である。
松尾市長はようするに全てが他人事なのである。
◆不適切な事務処理で質疑して気になるポイント-⑦
松尾市長は処分者の数すら頭に入っていない。
代表者会議でお聞きしたら、松尾市長は自分が市長になってからの職員の処分者が何人出ているかも把握していなかった。
まあ把握できないぐらい多いからであるが、今回の47名は把握していたがそれ以外は答えられなかった。
私ですら数は頭に入っているのに、市長がわからないとはなさけない。ようするに他人事なんですよ彼にとっては〜
白紙請求書45名、前回の定期代不正受給16名
その他、懲戒処分7件、行政措置処分4件