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2018年8月 5日 (日)

◆TVタックル出演用資料

8月5日(日)11時55分~の番組に出演.

TVタックルHP←クリック

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◆◆◆◆◆◆ここから資料◆◆◆◆◆◆◆

鎌倉市は国土交通省から交通イノベーション地域に選ばれた。

こちら

ICT による人や車の動向把握等の実証実験に着手するなど、エリア観光渋滞対策の実験実施地域として2地域を選定。

👉 鎌倉市、京都市

イノベーションは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」を創造する行為のこと。
→ロードプライシングは1975年にシンガポールで始まった古い施策

⭕️目的は鎌倉の街の交通渋滞をどうやって改善するか?と言うこと
→その手法をどう選択して行くか?方法論の議論をきちんとするべき。
→そこに何らかの意思や利権が介在してくると間違いが起こる。
→現状はやりたい方々がプロダクトアウトで"ありき"で進めている。
→データーを客観的に分析して、現場把握をきちんとすればおのずと答えは出てくる。

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🔺まずデーター分析が大事。いつ、どこで、どのくらい?
→交通量が多い訳ではない。
混雑度の数値が高い訳ではない。
→実は平日の交通量の方が多い。
→住民、通過交通、観光客の比率の正確なデーターが無い。
→他所と比較するとどうなのか?

※平成27年度全国道路・街路交通情勢調査 一般交通量調査 箇所別基本表 道路交通センサス(自動車類交通量台数)

・雪ノ下2-8-9
👉9,508台、混雑度0,97 (2015年11月26日P17)近代美術館付近
・七里ガ浜東2丁目2-3
👉21,833台、混雑度1.26 (2015年11月24日P7)セブンイレブン付近
・大船4-18-4
👉12,100台、混雑度1.00(2015年11月20日P17) 大船高校付近
・常盤383
👉17,948台、混雑度1.31(2015年11月26日P19)中西自動車付近
・十二所72-8
👉11,865台、混雑度1.20(2015年11月26日P29)明石橋付近
・大町5-12-9
👉10,757台、混雑度1.07(2015年11月26日P31)焼却炉付近
・腰越4-8-1
👉8,986台、混雑度0.68(2015年11月24日P31)消防署付近
・岩瀬1420
👉25,159、混雑度0,99(2015年11月20日P17)鎌倉女子大前

・神奈川県データ(27年度道路交通センサス)←こちらより抽出

混雑度とはこちら

鎌倉エリア観光渋滞対策実験協議会

↑国土交通省主催の会議でデーター等沢山ある

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🔺しかし、何時も混んでいる

→局所的に混んでいる。全体が混んでいる訳ではない。
→特に、八幡宮前、長谷観音前、下馬、国道134号、小袋谷、鎌倉女子大前
→平日も混んでいる。

※渋滞長・捌け時間
(平成29年11月19日(日))


・八幡宮前
北鎌倉方面から

10~11時-210m-07分18秒


11~12時-320m-10分43秒


12~13時-310m-12分21秒


13~14時-960m-22分45秒


14~15時-820m-21分38秒


15~16時-880m-17分37秒


16~17時-290m-08分30秒


17~18時-460m-06分07秒

鎌倉市データーより抽出

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🔺社会情勢の変化などもあり台数が減少している

・鉄道環境の変化
・圏央道開通による変化
・人口現象少子高齢化
・若者の車離れ
・ガソリン価格上昇傾向
・災害多発による外出動向の変化

↓データ上旧鎌倉地区は減少している

・七里ガ浜東2丁目2-3
👉2012年24,044台→2015年21,833台→減少
・鵠沼海岸1-11-19(マクドナルド付近)
👉2012年32,613台→2015年34,554台→増加

・片瀬海岸1-7-7
👉2012年23,904台→2015年23,880台→変わらず
・雪ノ下2-8-9
👉2012年12,576台→2015年9,508台→減少
・大船4-18-4
👉2012年13,409台→2015年12,100台→減少
・常盤383
👉2012年20,28台→2015年17,948台→減少
・十二所72-8
👉2012年15,574台→2015年11,865台→減少
・大町5-12-9
👉2012年13,064台→10,757台→減少
・腰越4-8-1
👉2012年10,443台→2015年8,986台→減少
・岩瀬1420
👉2012年23,093台→25,159台→増加

神奈川県データ(27年度道路交通センサス)⬅️こちらより抽出

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🔺渋滞、何が原因なのか?現場把握が重要

住民の皆様は良くご存知の話。データーだけでは分からない現場把握が重要。

→鎌倉市内の交通需要(交通量)は多い訳ではない。
→交通容量が低い、交差点の処理能力が低い。
→交差点需要率の改善が必要

(単位時間内に交差点が信号で処理できる交通量に対し、実際に流入する交通量の比率。値が高くなるほど交差点の混雑が見込まれ、一般的に0・8ぐらいで部分的に渋滞が発生  し、0・9を超えると信号が一巡しても車をさばききれなくなる。)

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🔺対応策

①AI、ICTの活用

②交差点改良、道路拡幅

↑今回TVでお話しした2点

③交通需要マネッジメント

④交通規制

⑤ロードプライシング

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AI、ICTの活用

AI信号機のピッツバーグ市街で行った実験

同システムを導入したことで自動車による移動時間が最大25%も短縮され、アイドリング時間も40%以上減少したとの事ですが、土日祝日のみのロードプライシングは平日の渋滞は解消されないが、AI信号機導入ならば平日の渋滞や信号機待ちの無駄なロスが削減されるのではるかに有効な手段

電気通信大学人工知能先端研究センター


・VICSのビッグデータをAIが判断して空いている道路、駐車場を選んで誘導すれば交通の流れはスムーズになる。この技術は活用するべき。

浙江省杭州市から交通渋滞が消えた
浙江省杭州市も渋滞の厳しい街だった。古都であるため、片側一車線という狭い道が多い。そのため、ちょっとした渋滞が瞬時に波及して、市全体の交通が麻痺状態になることがたびたび起こっていた。2012年以前は地下鉄がなく、公共交通はバスのみだったため、都市が抱える最大の課題になっていた。そこで、2017年「ET都市ブレイン」を導入して、人工知能が動的に交通信号を制御するようにしたところ、渋滞が嘘のように消え去ったと上遊新聞が報じた。

導入後すぐに効果は現れた。高架道路の渋滞は15.3%減り、平均して通過時間が4.6分短くなった。莫干山路では渋滞が8.5%減り、通過時間は約1分短くなった。
市心路、通恵路の平均速度は18%上昇し育才路の平均速度は20%以上あがった
すでに100回以上の実地演習を行っているが、その結果によると、緊急車両の平均速度は50%上昇し、到着までの時間は15分以上短縮し、以前の半分以下の時間で到着できるようになった。

交差点改良、道路改良・拡幅

・交通容量を増やす交差点の改良工事と道路の拡幅などをまず先にやるべき。

・ちょっとした路上の改善策で車の流れがスムーズになると思われるのでやるべき。
・右左折レーンの設置
→八幡宮前、長谷観音前
→県道藤沢鎌倉線の拡幅
→小袋谷踏切の立体化

・信号機タイミングの変更、停止線の位置変更、横断歩道の位置変更、歩行者の動線誘導、右折誘導線を引く、ポストコーンの設置、安全地帯の設置、バス停位置変更、
→八幡宮前、長谷観音前、下馬、高徳院前
→国道134号、各県道、若宮大路

③交通需要マネッジメント
TDM(交通需要管理、トラベルデイマンドマネッジメント)の心理的方略としてのTFP(トラベルフィードバックプログラム)の実施
・寺社が約165あるので観光客の分散化をはかる
・観光客の季節、曜日の平準化をはかる
・大規模パーク&ライドも有効
・未来に向けた地域の総合プロデュースが必要
すり合わせ型のマネジメントが重要
鎌倉の観光客による混雑は、滞在時間中の価値を高める総合プロデュース(エリアマネージメント)での提案が無く、個々のコンテンツ競争ばかりになっているから、分散化や平準化が出来ない事が根底にある

④交通規制
・正月交通規制は長年やっているので同じようにやれば良い。ご当日に実施。
居住者以外進入禁止、ナンバーによる規制など
→神奈川県警が乗り気では無い。

⑤ロードプライシングは天下の宝刀
対処療法でしか無く、土日祝日の渋滞だけしか改善されない。
→年間120日も課金する必要は全く無い。混雑しない日に課金するのはおかしい。
やるにしても年間20日程度で充分
○1月7日、2月11日、4月8日(パレード)、4月29日、5月4日
◎6月9日~10日、6月16~17日、7月15日、7月24日(花火)、8月12日(お盆)、お盆もう1日、9月16日、9月23日、10月7日、11月24日、12月23日

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渋滞3時間を10分に短縮した吉野山の偉業

↓記事より

■本格導入にいたった事例は2%程度
交通需要マネジメントの社会実験は各所で行われきたが、本格導入にいたった事例は2%程度。成功事例はきわめて少ない。
長野の上高地は数少ない成功事例のひとつ。しかし上高地は国立公園の一部であり、定住者はなく、観光事業者も限定的な季節営業しか行っていない。典型的な日本の観光地とは前提条件が異なる。
10年ほど前にはじまった吉野山の交通需要マネジメントは注目に値する。


■地域の総合プロデュースという難問
日本の多くの観光地では、交通需要マネジメントは放置されていたり手をつけてはいても、実質的には機能していなかったりする。
そこには地域の総合プロデュースという難問が出現するからである
第1に大地主が少ない日本の地域事情のなかでは、多くの利害関係者に向き合わなければならない。地域全体としての観光客流入量の適切さだけではなく、個々の観光事業者や住民におよぼす個別の影響にも目を向けなければ、地域の総意をつかむことはできない。
第2に観光客流入量の最適化は、ただでは実現しない。一定のコスト負担が必要である。交通対策の実質化には、課金の仕組、そしてその負担と分配をめぐる利害関係者の調整が欠かせない。
■「すり合わせ型のマネジメント」が重要
観光地にかぎらない。日本の企業や地域がイノベーションを実現していくためには、この多くの利害関係者と向き合うなかから編み出される、すり合わせ型のマネジメントが重要となるはずである。

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🔺ロードプライシング問題点
法定外目的税と言う位置づけか?
地方自治体が、法定外目的税を新設、変更しようとする場合は、あらかじめ総務大臣に協議し、その同意を得なければならないとされる(地方税法731条2項)。但し、
* 国税又は他の地方税と課税標準を同じくし、かつ、住民の負担が著しく過重となること
* 地方団体間における物の流通に重大な障害を与えること
* 国の経済施策に照らして適当でないこと
のいずれかに該当する場合を除き、総務大臣は同意を与えなければならないこととされている(地方税法733条)。

・位置づけが不明確
鎌倉市はロードプライシング?エリアプライシング?コードンプライシング?
車両が課金区域に流入するたびに課金するので?コードンプライシング?
→コンジェスチョン・チャージ(混雑課金)であると言う考え方で良い?
→ピークロードプライシングの考え方は?

「道路の無料公開原則」は、道路特定財源の創設者の田中角榮元総理が昭和27年の立法審議でも度々語った大原則。これに反する事になる。
・過去に道路特定財源が使われて整備された道路は、広義に捉えれば誰もが整備の為の費用を負担している事になるので、誰もが公平に通行する権利がある
・鎌倉市民は無料と言うのは税負担の公平性の観点から国からOKが出るのか?
・徴収方法の課題が有る。
生活道路への車の増加を招く事は確実
(例:鎌倉山から七里ヶ浜住宅地に下りる一方通行、鎌倉高校前ー七里ヶ浜ー稲村ヶ崎ー極楽寺ー坂ノ下)
134号、県道304号線がさらなる渋滞を招く事は確実と思われる

⭕️鎌倉市及び近隣の経済状況に大きな影響
周辺の地域の広域に影響が出る。特に湘南、三浦半島、横浜西部地区。
→観光だけではなく、お墓参り、冠婚葬祭、イベント、視察などにも影響が出る。
→駐車場、商業関係、物流、営業、工事現場など様々な問題が出る。
→駐車場が営業出来なくなったらその用地はどうなるか?
→営業関係は外からの顧客が来なくなるので旧鎌倉から会社を外に移転せざるをえなくなる。
近隣住民の生活圏の問題は深刻。旧鎌倉のお店は千円出さないと買物や食事に行けない。
旧鎌倉の商業関係は客数は確実に減る。営業存続の問題が出てくる
・特積トラック業者、区域トラック業者の受ける影響は物流事業者間での問題構造認識の違いがあり難しい課題
・三浦半島とDMOの取り組みをしていくのに交通を遮断してどうやって誘致するのか?
・以前の資料で見る課金ポイントには非常に問題がある。由比ヶ浜シヨッピングセンターの建設問題でも話題になったが、特に買物、宿泊などで公平性の担保をどうはかっていくのか?
・課金エリア外のスポット、江ノ島、鎌倉高校前、鎌倉山、鎌倉霊園などとの行き来でいちいち課金される状況になる。特に江ノ島とはセットで観光するのが当たり前の状況。
・江ノ電も大混雑で乗車ももまならず代替え交通機関も不安定な状況であるがどう対応するのか?
・閑散期は修学旅行や海外の団体客の影響で、高徳院大仏前を頭に、特に平日大渋滞が発生する。その交通遮断具合は土日の比では無い。

🔺ケーススタディこれで何回課金?
朝比奈IC起点
👉報国寺(近隣コインパーキング)
👉円覚寺(北鎌倉駅先コインパーキング)
👉小町通り(近隣パーキング)
👉江ノ島(近隣パーキング)
👉高徳院(近隣パーキング)
👉朝比奈IC

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※平成30年度予算反対討論

今回のTVの内容の事を本会議で述べています。

↑5分あたりからご覧下さい

・ロードプライシングの問題点
・渋滞対応策
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6月議会長嶋一般質問←クリック

「交通問題、観光の視点で交通・街づくりを考える」

↑今回のTVに関連する内容です
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長嶋たつひろHP←Web入口

 ↑講演・出演などの依頼はこちら

 ↑こちらでメディアは多数協力しています
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8月19日(日)・噂の東京マガジン 13時~

VTRで出る予定です。

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