◆鎌倉市議会9月定例会長嶋一般質問(2018/9/10)-原稿③
③ 観光の視点で交通・街づくりを考える
③観光の視点で交通・街づくりを考える
渋滞、ロードプライシング
🔺これだけ災害続きの状況でロードプライシングやってる場合ですかね?様々を鑑みて。
🔺ロードプライシングを実施すれば、観光客数減は避けられません、また、通過交通は遮断され経済活動を寸断させます。更に近隣市町の住民の生活圏を侵害する事になります、鎌倉市と国道交通省はそれを行おうとしている事になります。そう言う事でよろしいですね?
→影響を受ける自治体、関連団体、近隣自治体の住民とはどう言う協議をしているのか?
🔺鎌倉の道路は渋滞しているのか?
→年間何日渋滞しているのですか? →いつ、何処で、どの位渋滞しているのか?
→他の街との比較は?→鎌倉が渋滞の日は他の街や高速道路なども渋滞しているのでは?
🔺ではどう言う状態を渋滞と言うのか?
→混雑度の数値のデーターは高いわけでは無いとおもうが?
→局所的に混んでいる。全体が混んでいる訳ではないのでは?
🔺渋滞、何が原因なのか?
→データだけではわからない、現場把握が重要。
→鎌倉市内の交通需要(交通量)は多い訳ではない→交通容量が低い、交差点処理能力が低い。
→交差点需要率の改善が必要なのではないのか?
🔺観光客、通過交通、市民・事業者の正確な比率のデータを教えて下さい。
🔺ロードプライシングは何故必要?
→車で来る観光客の抑制が主の目的か? →千円払っても観光客は来るのでは?
🔺総務大臣の同意が必要であるが、法的な問題はどうなっている? (地方税法731条2項)
🔺徴収方法の課題が有るが?
🔺ETC以外の車の徴収の未払いはどうするのか?
🔺課金ポイントはどうなっている? →由比ヶ浜は?
🔺東洋経済オンラインのインタビュー中身
→2019年度に実際に課金する実証実験を行う予定だ。2020年には導入を間に合わせたい。
→導入コスト15億円、3億円ずつ5年間かけて負担。ランニングコスト年3.6億円、合計年間総コストは6.6億円の見込み。歳入は18億7千万円入ってくる。そういう事で良いのか?
→市長は歳入の使い道につい色々と言われていますが、この歳入は鎌倉市の財布に入るのか?
🔺2019年度に実証実験、2020年度に本格実施に向けて関連法案、条例などの手続きは?
○ロードプライシング問題点
🔺「道路の無料公開原則」は道路特定財源創設者の田中角榮元総理が昭和27年の立法審議でも度々語った大原則。これに反する施策を実施する事について問題は無いのか?
🔺道路特定財源が使われて整備された道路は、道路の無料公開原則に基つき無料で通行する権利があると考える。この点どのように解釈されているのか?
🔺鎌倉市民は無料にすると市長は断言しているが、様々な異論がある。この点について法的な課題も含めてクリアできるのか、御説明願いたい。
🔺生活道路への車の増加を招く事は確実であるが?
(鎌倉山→七里ヶ浜住宅地に下りる一方通行、鎌倉高校前-七里ヶ浜-稲村ヶ崎-極楽寺-坂ノ下)
🔺134号、県道304号線がさらなる渋滞を招く事は確実と思われるが?
🔺江ノ電も大混雑、代替え交通機関も不安定な状況であるがどう対応するのか?
🔺観光商業に大きな影響
→観光客数が減少する事は明らかです。この事についての検証内容と見解は?
→市内の販売・飲食業等の商業関係の影響についての検証内容と見解は?
→旧鎌倉のお店は客数は確実に減る。営業存続の問題が出てくるが?
→駐車場事業者は存続の危機に直面します。この事についての検証内容と見解は?
→駐車場が営業出来なくなったらその用地はどうなるか?
→観光だけではなく、公共関連の車両、福祉関係の車両、実家の墓参り、生活保護を受けている方、冠婚葬祭、イベント、視察などにも影響が出るのでは?
🔺営業関係は外からの顧客が来なくなるので旧鎌倉から会社を外に移転せざるをえなくなる
この事について、検証された内容と、見解をお願いいたします
🔺特積トラック業者、区域トラック業者の受ける影響は物流事業者間での問題構造認識の違いがあり難しい課題であるが、この事について検証された内容と見解をお願いいたします。
🔺逗子、葉山、藤沢、横浜の住民の皆様が買い物や用事等で鎌倉に来る時は千円払わなければならなくなります。この事は生活圏への侵害であり大問題であるが如何か?
🔺病院、銀行、郵便局、美容院、通勤、通学等、近隣市町住民の生活圏を分断する事は問題ないのか?
🔺渋滞が酷い逗子駅前の渋滞が更にひどくなる可能性が高いがどう考えているのか?
①交差点改良、道路改良・拡幅
🔺交通容量を増やす交差点の改良工事と道路の拡幅などをまず先にやるべき。
・ちょっとした路上の改善策で車の流れがスムーズになると思われるのでやるべき。
・信号機タイミングの変更、停止線の位置変更、横断歩道の位置変更、歩行者の動線誘導、右折誘導線を引く、ポストコーンの設置、安全地帯の設置、バス停位置変更、
→八幡宮前、長谷観音前、下馬、高徳院前→国道134号、各県道、若宮大路
②AI、ICTの活用
🔺AI信号機のピッツバーグ
市街地の自動車による移動時間が最大25%も短縮、アイドリング時間40%以上減少
土日祝日のみのロードプライシングは平日の渋滞は解消されないが、AI信号機導入ならば平日の渋滞や信号機待ちの無駄なロスが削減されるのではるかに有効な手段。
・伝記通信大学人工知能先端研究センター
🔺杭州市から交通渋滞が消えた
杭州市も渋滞の厳しい街だった。2017年「ETシテイブレイン」を導入して、人工知能が動的に交通信号を制御するようにしたところ、渋滞が嘘のように消えた。導入前と比べて自動車を活用した移動時間が15.3%短縮されているという。すでに100回以上の実地演習を行っているが、緊急車両の平均速度は50%上昇し、到着までの時間は15分以上短縮し、以前の半分以下の時間で到着できるようになった。
249台ものカメラが設→2018年末までには合計で1700台の監視カメラが設置される予定
交通違反、交通事故、交通渋滞などが発見できる。警告正確率は95%に及ぶという。
交通渋滞が発生して車が動かないのか、あるいは局所的な道路工事で一時的にだけ車が停車しているだけなのかといった微妙な判定も含めて、ディープラーニングを駆使した人工知能の判断で、ほぼ正確に認定できるというレベルに達しているということである。
🔺VICSのビッグデータをAIが判断して空いている道路、駐車場を選んで誘導すれば交通の流れはスムーズになる。この技術は活用するべき。
③交通需要マネッジメント
・TDM(交通需要管理、トラベルデイマンドマネッジメント)の心理的方略としてのTFP(トラベルフィードバックプログラム)の実施
・大規模パーク&ライドも有効、観光客の分散化、季節、曜日の平準化をはか
🔺この夏観光客の足が急落しているように見受けられる。飲食店関係者からは悲鳴が上がっている。
(横須賀線JR鎌倉駅:8月12日(土)8万4千人、非常に少ない、以前から言っているが鎌倉ブームは沈静化して大幅に客数が落ちている) この事はどのように捉えているのか?
→小町通りから八幡宮、長谷駅から大仏、に行くエリアが限定されている。またGW、紫陽花、桜、紅葉などの季節も特定の人気の場所しか行かない。分散化と言っておいて何もしないからこう言う傾向になる。その傾向は顕著になってきている。具体的にやるべき事をあげて実行していただきたいが如何か?
◆長谷方面の問題点
🔺長谷駅から高徳院の間の歩行空間の安全確保と渋滞解消の為の道路改良工事が必要でありその為に近隣の全体的な交通誘導計画を策定する必要があると考える。問題解消の為の市の考え方は?
🔺高徳院、長谷寺近隣の歩行者の誘導サイン・地図板が無い、また長谷大谷戸→鎌倉駅西口(銭洗いも含む)ルートの誘導サイン・地図板が無い。
→のり真安齋商店横の路地はバイクが飛ばして走るので危険。
◆鎌倉駅〜八幡宮三の鳥居の環境
🔺鎌倉駅〜八幡宮三の鳥居の小町通りを含めた間の歩行空間の安全確保と渋滞解消の道路改良工事が必要でありその為に近隣の全体的な交通誘導計画を策定する必要があるが市の考え方は?
🔺八幡宮前交差点の拡幅改良工事は必要不可欠だと思うが如何か?
→若宮大路三の鳥居前は違法駐車が多く渋滞の原因になっているが対策は?
◆下馬交差点の問題点
🔺停止線を前に出す。車2台分のスペースがある。1回の信号で交通容量が2台増える→1回約2分→
1時間で30回60台→5時間で交通容量が300台増。
→ガード下側から長谷方面は右折信号が無いが設置するべきでは無いか?
→由比ヶ浜、長谷方面への歩行者の案内サインが無いが設置が必要ではないか?
◆134号の問題点
→殆ど全線常に渋滞している状態、抜け道として生活道路に車が流れ込んできて住民生活も脅かされている。この事についてどのように考えているのか?
🔺長谷、坂ノ下の部分は標高が低く先日の高潮の時に被害が出たが、道路のかさ上げ等が必要かと思われるが、これについてどのように考えていて、どのように対応していくのか?
→ロードプライシング実施で交通量増加が予想されるがどのように予測しているのか?
◆県道の問題点
・県道32号藤沢鎌倉線
→深沢から八雲神社にかけて道路を拡幅のできる部分は早期に着手するべきだがいかがか
・県道21号横浜鎌倉線
→鎌倉市内で最も渋滞が激しい路線。市内は大半が渋滞している、抜本的改善は?
→歩行者の歩行空間の安全性の確保ができていない、特に鶴岡八幡宮三の鳥居付近、北鎌倉駅付近は酷い状況である。この事をどのように捉えていて、改善策はどのように取っていくのか?
・県道304号腰越大船線
→圏央道の開通と大船立体完成後渋滞が酷くなっているようであるがどのように把握されていて対策は?
・県道312号鎌倉葉山線
→歩道がずっと斜めで歩きにくい、車椅子やベビーカーは通行困難だがどうするのか?
◆バス運行の問題点について
→県営駐車場の係員が誘導している行為が相変わらず是正されないがこれは違法行為か?
🔺長谷東町バス停 (由比ヶ浜子どもセンター)は危険なバス停なので改善が必要
🔺笹目のバス停(コンビニ)は危険なバス停なので改善が必要
◆各駅周辺整備
△村岡新駅
→新駅設置の目処はどうなっているのか?
△鎌倉駅
🔺ホームバーの設置が必要、ホームの拡幅が必要、JRは改善するつもりはあるのか?
△鎌倉駅東口
→1日16万人もの乗降客がある駅のロータリーで中央に信号機もない横断歩道がある駅はあるのか?
🔺改札前中央の横断歩道はキケンなので撤去するべきだが如何か?
→タクシーの行列、江ノ電バス1番乗場行列が改札前中央の横断歩道を塞ぐ事があるが対応策は
△鎌倉駅西口
→車両、人の導線と現状が合致していないので改修が必要
🔺駅前にトイレがないが設置するつもりはないのか?
→市役所前交差点の改良が必要(右左折が非常にしにくい、歩行者の通行が困難)
△北鎌倉駅
🔺人・車両の導線、信号機、横断歩道、停止線などの配置の見直しが必要では?
△大船駅
→東口交通広場(ルミネウイング南側)のバスから降りた客が階段を上がらないでターミナルの通路を横切るのが当たり前の状況にあるので改善する必要があるがいかがか?
◆報国寺来訪者による混雑
→5番バスは常に混雑していて列が伸びると歩道をふさぎ通行が困難になる改善されないが?
🔺山門横路地に人が並ぶと通行が困難、この違法状態を放置している。改善策は?
→浄明寺バス停でバスの乗下車時は後続が進めず渋滞、改善策は?
→住民は大迷惑、江ノ電と同じように住民パスのようなものが必要な状況だが?
→報国寺混雑対応策は総合的に行う必要があると思われるが如何か?
◆駐車場について
→ロードプライシング導入で駐車場事業は存続の危機、どう対応するのか?
→駐車場が存続できなくなると跡地の問題が出てくるがどのように考えられているのか?
→高徳院前の県営の駐車場に入る大型観光バスの影響で長谷界隈は平日大渋滞、これについて再三指摘して改善要望をしているが無対応。
◆自転車の違反について
→自転車の違反が非常に目立つと言うか守っている人がいない。都築区や川崎の幼児死亡事故など悲惨な事故が増加している。真剣に考えて対応をはかって頂きたいが如何か?
→オクトーバーフェスタの対応は?
◆ハイキングコース民有地部分無断使用
→案内標識を設置しているがこれは土地所有者の許可を貰って設置しているならハイキングコースとしての承諾を得ていると同じでは?
→採択された陳情の通り、条例制定はできると思われますがいかがですか?
→ハイキングコース各所に問題のある場所が相当数ありますが前回の議会で忠告してから何かやっていただきましたか?
◆鎌倉は観光都市か?
→ロードプライシング実施は観光商業の立場でどのように捉えてどのよう
鎌倉市政に異論反論オブジェクションVOL.4
① 山崎新焼却施設建設とごみ処理行政について(3分~)
② 本庁舎整備について(13分20分~)
③ 観光の視点で交通・街づくりを考える(1時間11分~)
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