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2019年6月27日 (木)

2019/6.21鎌倉市議会6月定例会 長嶋議員賛成討論2(請願第1号)

12対10で不採択

不採択12名

・公明党鎌倉市議会議員団
西岡幸子 納所輝次
・鎌倉夢プロジェクトの会
髙橋浩司 日向慎吾 
・鎌倉みらい
山田直人 池田実 前川綾子
・自由民主党鎌倉市議会議員団
森功一 志田一宏 伊藤倫邦
・鎌倉のヴィジョンを考える会
中村聡一郎  河村琢磨

〇採択10名

・日本共産党鎌倉市議会議員団
吉岡和江 武野裕子 高野洋一
・神奈川ネットワーク運動・鎌倉
保坂令子 安立奈穂
・無所属議員
千一、くりはらえりこ、長嶋竜弘、竹田ゆかり、松中健治

・欠席
大石和久

・議長は採決には参加しません
久坂くにえ

 

只今議題となりました、請願第1  鎌倉駅東口駅前広場整備工事のレイアウト見直しを求める請願書について 賛成の立場で討論に参加いたします。

まず初めに、もうすでに予算は通っているし工事が遅れているので見直しは出来ないとの理由で反対されている方々に申し上げておきますが、もうどのみちオリンピック開催には間に合いませんので、この工事に特段期限は無いと考えます。それよりこのレイアウトで工事が完了してしまったら、長い年月に渡り問題あるレイアウトで駅前広場の活用がなされる事になります。それを良しとしたのは議会と言う事になります。事故やトラブルは間違いなく起こります。その時皆さんは被害者の方々に顔向けできるのでしょうか?なるべくリスク回避できるように見直すべきでは無いでしょうか?

この請願を不採択とすれば「責任」と言う名のボールは反対した議員の皆さんが持つ事になります。しかし採択すればそのボールは行政側が持つ事になります。

その点を良く考えて頂きたいと思います。

この案件はレイアウト図面を作成したのは旧交通計画課でありますので、道路課は関係各所との面談などは行っておらず、ここに至るまでの作業はしておりません。責任があるのは交通政策課だと思います。その点申し上げておきます。

担当の交通政策課には再三問題点について現場目線で忠告していたのにも関わらず、聞く耳を持たなかったので現在の図面の内容で予算提案がなされました。

予算審議の中で、私も総務常任委員会の委員として問題点を指摘しましたが、予算が可決してしまい現在に至っています。

関係各位との面談書は、神奈川県警、各交通事業者、商店会、自治会、とそれぞれかなりのボリュームのご意見が記載されております。

私だけが問題点を指摘しているのかと思っていましたが、大半の方々が私と同じような内容の懸念事項を示されております。

特に神奈川県警さんの指摘は重要だと思いますが、その指摘の殆どが無視されています。

中央の横断歩道について商店会や自治会の方々が反対されているのかと思っていましたが、ごく一部の方が反対されているだけで大半が横断歩道廃止するべきだと言われています。

委員会などの答弁では交通事業者さんは納得の上とのお話でしたが到底そう言う状況ではありません。

鎌倉市側も平成2812月までは中央の横断は出来ないようにすると言っていたのが、年が明けた1月に突然話が裏返っており、何か強い力が働いたとしか思えません。

以下、問題点をあげておきます。

 

まず前提として

・駅前広場は大半がJRの所有地であります。

・駅前広場内は道路認定されておりません。

・朝夕交通規制は解除する予定と言われています。

 

以下4っの視点で問題点をあげておきます。

まず1点目、|

①中央の横断歩道があるのは問題であります

・列車到着時はひっきりなしに人が渡るので、歩行者と車両との接触の危険が常にあります。

・歩行者の横断によって車両の通行が困難な状態になるので、バス・タクシーの遅れの大きな原因になっています。

👇これについて面談を行った方々は以下のことを言われています。

・ロータリー内を横断できるのは日本でも鎌倉駅くらい。地下で横断できるのが望ましいと提案してきたが受け入れてもらえなかった((KGグループ)

・地下道にしてほしい(鎌倉表駅商友会)

・横断歩道を1箇所無くした案でも良い(小町元町町内会)

・横断歩道を無くしたい考えは理解出来る(八幡宮前振興会)

・横断できない案として進める事に賛成である(八幡宮商店会)

 

②バスプール削減はあり得ません

・現状でもパンク状態なのに何処に止めろと言うのでしょうか?

・バスが時間待ちする場所が減り、止まれない状態になり配車が困難になります。

・バスの路上駐車が増加して事故や混雑の要因になります。

・夕方など最大でバスだけで16台程度駅前広場に駐車があるのが現実です。

 

5番乗場を前方に、横断歩道横に地図板を移動すると問題が起きる

・緊急車両の止める場所が無くなるストレッチャーは何処を通るのでしょうか?

・横断歩道を渡る歩行者の車両からの視認性が悪くなり危険。

・東急方面に向かう通路がふさがれて、路上を歩く人が増える可能性が高い

・駅ビル出入口前が塞がれます。

・駅前の待ち合わせスペースが狭くなる可能性大です。

 

④その他このレイアウトだと出る問題

・一般車が止める場所が無い。

・納品車等が止める場所が無い。

・タクシー乗場は路外なので何か起きても警察は関与出来ないと言われています。

・タクシー乗場の乗車待ちの列が横断歩道を塞ぎます。

・バス停や障害者・タクシー降車場に様々な車両が止めるようになり、トラブルの元になる

・バス降車場所、一般車降車場ががあちこちに分散するとロータリーを人が渡るようになる

・日よけ雨よけで屋根下に人が集まるので幅を広げるだけでは改札近辺混雑改善はされない

・朝の通学と通勤は今でも向かって左サイドに集中しているがそれが更に集中する

・御代川前に降車が集中するようになるがここだけでは絶対に足りない

・御代川前だと降車が遠い位置になり迷惑をかけると共に乱横断の原因になる。

・歩道を広げるとバスが止まれる幅なくなる。

・御代川前カーブは4番乗場にバスや車両が止まったら、特に大型バス(12m)は曲がりにくくなる

・降車が順番待ちになり到着が遅れてお客様に迷惑をかける。

・バス乗場での一般車の乗降や駐車が増加して事故やトラブルの原因になる。

・若宮大路を含めて違法駐車が増加して車両の通行などの問題が発生する。

・通学の子ども達と通勤客との行き来の混乱が起こる。

・ニュージャーマン前の車道幅員が狭くなるので車列が2列に並べなくなり信号待ちの列が長くなる。

 

これら問題点を見ればわかるとおり、今回の鎌倉駅東口駅前広場整備工事は、歩道を大幅に広げる事や中央の横断歩道を残す事を中心に考えられており、市民の皆様の安全や利便性は無視して、観光客優先で考えていると言うことになります。

本当にそれで良いのでしょうか?

一度決まった事をひっくり返すのは松尾市長の得意技です。理事者に置かれてはこの請願の賛否に関わらず、是非何時もの得意技を発揮して頂き、考え直して頂きたいと思います。

以上で討論を終わります。

 

201812

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