◆2019/12/4鎌倉市議会長嶋一般質問③
※鎌倉市議会長嶋一般質問
③開発非常事態、深沢整備事業と本庁舎移転
③開発非常事態、深沢整備事業と本庁舎移転
このまま現計画でごり押ししようとしている状況は非常事態。
台風被害の状況を見てもわかる通り見直す必要性があるのは誰が見ても明白。
また、何処にでもある都会の郊外のベッドタウン、大量生産大量消費型のバブル期の金太郎飴の街づくりを市民の皆さんが深沢に本当に望んでいるのでしょうか?
👉市長選挙広報
⭕️選挙で勝ったので良いと言われているが、市長の支持率はご存知ですか?選挙で勝ったら何やっても良いのですかね?
⭕️選挙広報の隅っこ、しかも、出来るだけ税金を使わない手法(PFIとPPP)の事例の1つとして掲載しているにすぎませんが?
⭕️国土交通省 社会資本整備審議会河川分科会
「気候変動を踏まえた水災害対策検討小委員会」(第1回)を開催
市長はこの内容についてご存知ですか?
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_001001.html
👆熊本市長、三重県知事
近年、全国各地で豪雨等による水災害が発生していることに加え、気候変動に伴う降雨量の増加等による水災害の頻発化・激甚化が懸念されていることから、気候変動を踏まえた水災害対策について検討することが求められています
総雨量1000mm、時間雨量100mm を超える異常とも言える降雨が発生し、これまでのような河川での対策だけでは対応できないような被害が発生したことなどから
・(論点1)気候変動による外力の変化量の設定について
・目標の立て方(外力変化にどこまでハード整備で対応するか)
⭕️国交省検討 台風19号受け治水見直し
・水害リスクの高い土地の開発規制、集団移転などを含む街づくりと一体化した対策作りを進める。
・将来的な人口減少や少子高齢化を踏まえ、土地利用の規制や誘導策が必要とした。浸水想定区域の新規開発の規制、河川沿いの小規模集落の集団移転の促進などを想定する。
・商業施設や住宅を集約する「コンパクトシティー」を進める際も浸水想定区域を避けるなど、街づくりにも防災の視点を反映するよう求める。
・ハード整備を巡っては過去に発生した災害に基づく従来の計画や基準の限界に言及した。気候変動による激甚化を踏まえた基準とする。
・温暖化による平均気温の2度上昇を前提とした場合、降水量は全国平均で1.1倍になり、洪水発生の頻度は2倍になると試算されている。
※日経
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO52505170S9A121C1CR8000
共同通信
⭕️
→特定都市河川(平成26年6月日
→公共下水道の計画降雨量57.1mm
→流水水害対策計画を策定することになっている
→家屋倒壊危険ゾーン(氾濫流)
→家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸侵食)
⭕️地方自治法4条2違反
2 前項の事務所の位置を定め又はこれを変更するに当つては、住民の利用に最も便利であるように、交通の事情、他の官公署との関係等について適当な考慮を払わなければならない。
⭕️深沢地域整備事業と村岡新駅はSDGsの目標から言うと持続不可能では?
⭕️音質効果ガスの排出は増え環境は破壊に向かう、
⭕️空き家増加を助長する
⭕️地域の小売店を閉店に導く
タワマンよりリノベ団地 高コスパで映え若者魅了
◯本庁舎比較
・地盤
・道路・交通環境
→道路(古館橋、藤沢市市道、モノレール下、深沢バス停〜深沢交差点、小学校方面、手広
→駅までの距離
→公共交通機関(JR、モノレール、バス)
→通勤費年間4千万円
・本庁舎の平米数
・災害・防災
→津波
→河川水害
→災害時対応
・温室効果ガス
→深沢地域整備事業・村岡新駅設置で温室効果ガスはどれだけ増加する?
・盛土
・液状化
・土壌汚染
⭕️対案
★市役所の方向性は分散化
→高齢化の現状を鑑み、市民が利用するコンビニ型市役所設置と、指定管理、委託、PFI等、今まで経費が削減出来るかのように言っていたごまかしをやめて、直営にしてそこに公務員を貼り付けて行く方向性になる。
→今迄は現場に現場を担当する職員が居ない事が現場主義を遠のけ、コミュニュケーションを無くして、市民の皆様との距離を益々遠ざけて、用をなさない市役所を作り上げて来た。それを変える必要性がある。
→事例のイメージとして、福祉センターに行けば健康福祉部の職員が居て、福祉の相談は勿論、住民票を取る、本を返せる、講座の申し込みが出来る、子供達が遊びに来たっていい、子育ての相談に来たっていい、そう言う役所がこれからは必要。
→由比ヶ浜子どもセンターに行ったら子ども未来部の職員がいる。
★深沢整備事業用地の方向性
深沢整備事業用地は市民の憩いの場づくり
防災都市型公園→災害時空間が機能する、余暇を過ごせる、お金が継続的に落ちる
・柏尾川側の土地はグランドなどを中心とした遊水池公園にする。
・デュアハウスバッケン、1583年開園、デンマーク、75,000 m2、サンタクロース会議
・プラーター公園、1766年開園、オーストリア・ウィーン、
・チボリ公園、1843年デンマークコペンハーゲン来園者数約350万人、面積82,717平米
・国営ひたち海浜公園プレジャーガーデン(平成30年229,5万人、事業費13,6億円)
・天王寺公園、1909年、28.2ha、てんしば2018年度440万人
・平塚総合公園、30.31ヘクタール
・境川遊水池公園
・新たな都市交通(マイクロモビリティ、自動運転、ロープウェイ、SKY weyを整備)
・寺社史跡とシーフロントを融合させた、世界に類の無い首都至近のハイカルチャー発信リゾート地にする。特にシーフロントは湘南地区全体で構想を練る。
・逆開発、養老渓谷の小湊鉄道のアスファルトの駅前を森に戻すなどのように、自然を取り戻す事を考える。
・今一段厳しい開発の規制をして、古民家を新築する。
・今の本庁舎の場所は国際コンベンションビューローの拠点にする。
・大船は今でも方向性としては勝手に進んでおりますが、都心に通う現役世代が生活しやすい環境を作る
①人口の減少と都市集中
・国内の8件に1件が空家の状況
・核家族化が助長される、市内の横の移動で空き家が増える
・鎌倉に住む人が増えると他の自治体は減る事になる。
👉なぜ、3千人の人口規模のマンション群を建てる必要があるのか?
・神戸市タワマンに規制、スカイタワー41
②公務員の仕事改革と公共施設整備
・地方公務員92万人が3万人減らせる(2018→2025、財務省試算
・AI、IOT、ICT、RPAの導入で公務員の仕事は大きく変わる
→事務方の職員はもうかなりな数必要無くなってくる。人と人の対話と交流、コミュニュケーションを行う事が重要な仕事になってくる。
👉公務員の仕事が大きく変わりそれに伴い人員の振り分けが大きく変わって来ざるを得ない状況です。時代の変化に合わせた公共施設整備と職員配置が必要になる。職員が事務をこなす場所を本庁舎として、今の2倍の面積で建てると言う考え方はもう成り立たないのではないですか?
③公共施設以外の整備
・湘南地域の商業施設はオーバーストアー
商圏の消費額試算、深沢整備事業用地の商業施設の売上試算はしていないとの事ですが、
④道路・交通問題
・深沢の予定地は交通不便な場所
👉周辺道路の整備をしないとどうにもならない。どうするのか?
→県道32号藤沢鎌倉線、県道304号腰越大船線→県道301号大船停車場線
→古館橋→藤沢駅前→小塚地下道、モノレール下道→深沢交差点→教養センター
→村岡新駅の東西の行き来出来る陸橋が無いと完全にダメでは?
→深沢地区まちづくり方針実現化検討委員会では橋・シンボル道路が話題になっており、先生方からかなり批判的なご意見が出ていた。
⑤資金計画
👉深沢地域整備事業は多額の費用、資金計画はどの様に考えているのか?
・PFI、PPPとか言っているのは行政の騙し手法、民間は儲ける為にやるもの、民間だと安くできるなら行政運営は民営化すれば良い。公務員なんていらない。
→例えば本庁舎の床面積を貸して収入を得るの?それならわかるが?
→悪いけど職員の能力が高ければ出来るのに出来ないから民間に頼むそう言う事。
⑥通勤・交通費
👉通勤費は現在と比較して4千万円増加→50年で20億円もかかるが?
→モノレール定期代(6ヶ月、47,850円)
⑦本庁舎の平米数
👉30,000平米→25,000平米に減らしたからコンパクトで効率的?
こう言う市民を騙す広報するべきでは無い。
👉資料から、執務室は何平米?付帯施設は何平米?
👉敷地面積14,361平米→17,233平米
⑧災害・防災
👉災害時に市民の生命を守る前線基地?津波被害時前線に無いのに前線基地なのですか?
1-2,津波被害時に旧鎌倉中心部に行く市役所通りは3っつのトンネルを越えて行きます。崖崩れで道路が寸断されたらどうやって救助に行くのですか?地盤の軟弱な深沢近隣の道路の液状化も懸念事項です。命の期限は72時間です。助けられるのでしょうか?
1-3,津波被害時コントロールタワーとして深沢では距離がありすぎです。社会福祉協議会がボランティアセンターになりますがやり取りが困難では?
1-4,旧鎌倉地区は観光の帰宅困難者が沢山出る事が想定されます。本庁舎移転して千人の市役所職員がいなくなってしまったら誰が対応するのでしょうか?
1-5,災害時に救助や物資の輸送の為に、緊急交通路指定想定路を指定していますが、鎌倉市では鎌倉街道と国道134号線です。深沢整備事業用地近隣には通っていません。それ以外の道路の復旧は後回しになります。どうやって緊急対応するのでしょうか?
1-6,本庁舎と消防本部を隣にする事は危険。災害時両方共使えなくなる。一方がダメになったら一方が保管する為には隣に建てるのは間違った考え方。
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【鎌倉市政に異論反論オブジェクションVOL.9】
鎌倉市政は非常事態、今、NOと言える議会、PDCA・支配型リーダーシップからの脱却、対話によるまちづくりが必要
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