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2020年10月 7日 (水)

◆令和元年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について討論動画

令和元年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について討論動画(2020/09/25/本会議) 👈click

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議案第52号 令和元年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について、反対、その他諸議案については賛成の立場で討論に参加いたします。

我々人類、特に先進国は産業革命以降、効率化をはかる為に都市に住まいと仕事を集約して来た。しかし、新型コロナウイルス、気候変動、あらゆる災害により、そのやり方が崩壊した。これからは、ある程度のそかい化が進む。これは世界的な流れであり、AI ・ICTの進化とあわせて産業革命が再び起こる。その時代の転換期がスタートした事を多くの人々が認識したのが令和元年度であった。

WWFジャパン会長、末吉竹二郎さんは東洋経済オンラインのインタビューで、
コロナ危機と気候危機はトレードオフではない
2つの危機は根っこでは、同じ問題を引き起こしている。それは人間社会が自然界との付き合い方を間違えてしまったということだ。
その結果が温暖化、貧困、水害、感染症問題といった形で顕在化している。
どの危機も本当に被害を受けるのは、一般の人々だ。こうした人たちに社会構造の一部分を担ってもらっていたからこそ、社会が成り立っていた側面もある。今度のコロナ危機でも一目瞭然だと思う。病院関係者や警察、消防、レストランで働く人たちが頑張っていたから社会が成り立っていた。そして、彼ら自身もコロナ問題に直面する当事者であることを忘れてはいけない。

とお話しされていますが、逆に言えば人間社会が自然界との付き合い方を見直すチャンスだと言えるのではないでしょうか?

経済とは人間が生きていく中でのあらゆる行為の価値の生産と交換であると言えるが、資本主義の元、お金の価値=経済と言う考え方だけが、特に先進国、都心に近づけば近づく程中心となって世の中がまわってきた。この考え方を根本的に見直す必要がある時代に突入したと言える。

私たちは自然を破壊することで多くの利益を得る。
しかし一方では、気候変動による強靭化した台風による水害や、新型コロナウイルスのような感染症など、多くの不利益も生じる。
私たちが目先の利益だけを追い求めていたら、この地球上で持続的な暮らしを営むことはもはや困難である事を、いまだに理解していない議論が展開されている事は、大変嘆かわしい事態であるが、次世代の未来への責任として、この事実に正面から向き合うべきである。

🔻
それではここで、令和元年度に鎌倉市で何があったか振り返って見る事にする。令和元年度は気候変動の議論が鎌倉で活発になった年、そして台風による大きな被害が生じた年、また、新型コロナウイルスが発生し、行政そして多くの市民が狼狽する事態となった年であった。

①4月7日
4月7日投開票で、神奈川県議会議員選挙が行われ、永田まりな県議、いいのまさたけ県議が誕生した。
②4月8日
7日投開票の知事選と県議選で、投票総数が投票者数よりも1票多くなるミスが発覚。
③4月9日
消防団員が女性の顔面を複数回殴り陸橋の階段から突き落とした犯人が逮捕された。
④5月7日
鎌倉駅東口駅前広場整備工事が現場作業に着手した。

鎌倉市役所の自販機のペットボトル販売が廃止になった。
⑥6月11日
坂ノ下の鎌倉海浜公園坂ノ下地区付近で海に汚水が流出した。
⑤7月1日
鎌倉市の各施設が全面禁煙となった。
⑥7月4日公示・7月21日投開票で
第25回参議院議員通常選挙が行われた。
⑦8月13日
台風10号などの影響で、数日間にわたって押し寄せた高波により、稲村ガ崎国道134号線歩道がかんぼつして通行止めになった。
⑧8月23日
横浜藤沢線の関谷でダイオキシンが検出された。
⑨9月25日
中央図書館とボランティアとの連絡事務において、個人情報の流出が発生した。
⑩9月9日
令和元年房総半島台風(第15号ファクサイ)の来襲により、二階堂地区、玉縄の市道、ハイキングコースを始めとした、市内各所で甚大な被害が発生して、自衛隊が派遣さ事態となった。
⑪10月1日
消費税が10%に増税になった。
⑫10月4日
「気候非常事態宣言」に関する決議 が
9名退席、2名反対、12名賛成、で可決した。
⑬10月12日
令和元年東日本台風(第19号ハギビス)が箱根で観測史上1位、24時間922.5mmの降雨を記録。稲村ガ崎国道134号線歩道が崩落して通行止めとなった。
⑭10月12日
腰越中学校吹奏楽部が「第19回東日本学校吹奏楽大会」で金賞を取ったが、以前は全国大会出場の祝金は20万円出ていたそうだが、この年から10万円の半額に減額された。
⑮12 月4日
鎌倉市パートナーシップ宣誓制度が開始。
⑯12月12日
材木座6丁目、第一中学校通学路横の崖 土砂崩れが再発。
⑰2月7日
神奈川県と鎌倉市が「気候非常事態宣言」を宣言。
⑱2月14日
職員が公務時間中にソレイユの丘⇒マグロを食べに三崎へ行ったと言う不祥事が発覚。
⑲2月25日
別人の除籍とうほんを発行した事が発覚。
⑳3月12日
高齢者肺炎球菌予防接種の誤接種が発覚。
🔻
さて振り返ってみて皆様はどう感じたであろうか?
重要な事業は殆ど何も進んでいないと言える。台風、新型コロナウイルスの対応以外、重要な事は何も無かった1年間ではなかったのではないだろうか?

ここで、鎌倉市の問題課題を50項目程あげておく。

1,ごみ処理広域化協議、2,燃やすごみ自区外処理、3,生ごみ資源化施設建設、4,ごみ有料化歳入の行方、5,ごみリデュース、6,プラごみゼロ宣言、7,植木剪定材処理、8,気候非常事態宣言、9,本庁舎移転問題、10,村岡新駅設置、11,深沢地域整備事業、12,大船駅前再開発、13,長谷子ども会館跡地の活用、14,旧野村総研跡地の活用、15,扇湖山荘の活用、16,旧前田邸の活用、17,岡本2丁目土地問題、18,北鎌倉隧道通行止め問題、19,玉縄三丁目の土砂崩れ、20,国道134号線歩道崩落、21,渋滞対策、22,ロードプライシング導入、23,交通混雑対策、24,自転車ルール、25,駐輪場増設、26,鎌倉駅東口改修工事、27鎌倉駅西口再整備、28,職員のコンプライアンス、29,現金盗難事件、30,職員のハラスメント、31,生活保護費窃盗事件、32,今後の観光対策、33,インバウンド対応、34,今後の商業振興、35,乗馬施設問題、36,公共施設再編問題、37,インフラ老朽化問題、38,学校施設老朽化問題、39,玉縄青少年会館問題、40,おなり子どもの家、41,各所学童施設、42,台風対策、43,地震対策、44,ハイキングコース通行止め問題、45,各所崖崩れ、46,倒木対応、47,SDGs未来都市としての責任、48,気候非常事態宣言をした都市としての責任、49,新型コロナウイルス対応、50,今後の財政

中でも特にごみ問題は、2019年3月26日の市議会全員協議会で、可燃ごみの新たな焼却施設を建設しない考えを表明したが、この突然の方針転換によって、令和元年度ごみ問題は迷走状態に陥り行き先が見えない暗闇の中に突入した。その後未だに出口が見えない状況である。

また、深沢地域整備事業は「目先の利益」を追い求めているだけの典型事例の事業であり、令和元年度の世の中の状況変化にも関わらず、立ち止まって考える事もせず、予算が執行された事はとても容認できる事ではない。

更に、台風15号、19号の被害を見て、あらためて災害対応が重要であるとの事を、多くの方々が認識したところであるが、鎌倉市は被害が出てからの対応はすぐやるが、事前の予防措置を真剣にやる姿勢が薄く、口を開けば予算が無い、民有地だと何も出来ないとの話ししかしないが、それでは市民の命は守れないので、この点は改善して頂きたいと考える。

これら問題課題はあげればきりがない程あるが、令和元年度は殆ど問題課題は片付いないどころか増加している。600億円超えの一般会計予算を措置して、職員給与も5年連続であげて来たのに一体何をやっていたのでしょうか?

令和3年度はマイナス26億円の減収の見込みとの事であるが、様々な事業について立ち止まって考えて、問題課題を一つ一つ解決して行く事、気候非常事態や災害、新型コロナウイルスなどの感染症などの対策に全力で対応する事、歳入を得る為の様々な努力する事等を強く要望して、反対の立場での討論を終わります。

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一般質問動画(2020/09/02/本会議)

・令和元年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について

北鎌倉隧道について関連質問動画(2020/09/04/本会議) 

公平委員会委員選任について討論動画(2020/09/25/本会議) 

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