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2021年3月21日 (日)

◆松尾市長の問責可決

◆2021/3/19鎌倉市議会議会議案第 17号
鎌倉市としてプラごみゼロ宣言をした立場でマイクロプ ラスチックの発生源である人工芝グラウンドのクラウド ファンディングの広告塔になったことについて松尾市長 に猛省を求める決議にいて

 

それでは提案理由の説明をさせて頂きます。

この人口芝グラウンドの計画が市役所に申請が出ていない段階で、2月に着工、4月に開業と言う事で記者発表が行われて、クラウドファンデイングのお金集めが始まり、市長の応援コメントが出されました。

この記者発表については副市長も部長も知らなかったと委員会で答弁しております。
また、市長は建設常任委員会で「応援コメントを出すに当たって詳細を確認していなかった。勘違いをされる事もある。」と答弁しており、それにもかかわらずコメントを出していた事は極めて無責任であります。
市長のコメントの中には「人口芝のグラウンドは、鎌倉が目指す将来の町づくりを先行して体験できる、貴重な機会です。ぜひみなさんもこのクラウドファンデイングにご協力をお願い致します」との内容が書かれています。

これは、SDGs未来都市である当市の「鎌倉が目指す将来の町づくり」の一つが人工芝のグラウンドと言う事になり、その資金の調達をお願していた事になります。

ご存知の通りクラウドファンデイングは資金の提供者へのリターンががあります。
市長がお願いして寄付をした方にリターンがばら撒かれる事になります。

これが行われている実態であります。
それでは文案を読み上げさせて頂きます。

鎌倉市としてプラごみゼロ宣言をした立場でマイクロプラスチックの発生源である人工芝グラウンドのクラウドファンディングの広告塔になったことについて松尾市長に猛省を求める決議

現在、深沢地域整備事業用地内において、民間所有地ではあるが、人工芝のサッカーグラウンド建設が計画されている。
人工芝は、マイクロプラスチックの発生源として海洋汚染を引き起こすことが広く知られているが、鎌倉市は、平成30年(2018年)「かまくらプラごみゼロ宣言」をしているが、松尾市長は、この人工芝グラウンドのクラウドファンディングのホームページにメッセージを記載して、寄附集めの広告塔になっていた。しかし、指摘がありホームページからメッセージを削除して、令和2年(2020年)12月定例会の建設常任委員会での理事者質疑の際におわびの言葉を述べている。

市長は、「鎌倉市特定土地利用における手続及び基準等に関する条例」に規定する基準に適合する旨を確認して通知をする立場でありながら、当該事業の寄附集めの広告塔になったこと、クラウドファンディングのメディア発表時にビデオメッセージを出して、資金集めに加担したことは、市民に説明がつかない矛盾した態度であるとともに、政治倫理が欠如していると言わざるを得ない。
さらに、このクラウドファンディングの人工芝についてのホームページの説明文における、「人工芝をグラウンドに使用する際に発生していた「CO2問題」や「廃棄処理費」「有害性」「高温火傷」「怪我のリスク」など、全く心配がない人工芝を使用します。」との記述が「不当景品類及び不当表示防止法」の規定による優良誤認表示の疑いから、消費者庁に通報されており、後に記述を「全く心配がない」から「心配が少ない」に変えている。これは寄附者を欺いて寄附集めをしていたことになり、松尾市長の責任は重いと考える。
よって松尾市長に猛省を求めるものである。

 

以上、決議する。
令和3年(2021年)3月19日

 

                     鎌  倉  市  議  会

 

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◎過去の経過と関連記事

鎌倉インテル、市民利用可能な人口芝グラウンド建設①

鎌倉インテル、市民利用可能な人工芝グラウンド建設② 

陳情第26号「人工芝で計画されているサッカー場を人工芝を使わないように指導することを鎌倉市に求める陳情」

御谷の歴史のある鎌倉で、議会陳情審査の嘆かわしい判断

人口芝グラウンドのクラウドファンデイング達成後に記述を変えた

人工芝から出るマイクロプラスチックは廃棄物

人工芝の問題、全庁的に送ったメール

「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案」が閣議決定されました

「“体にやさしい”は思い込み」伊達公子が批判… 日本で5割を占める“砂入り人工芝”コートと、育成の大改革案とは

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妊娠中の胎盤に「マイクロプラスチック」を初検出! 胎児へのダメージは?(イタリア)

私達は1週間にクレジットカード1枚分のプラスチックを食べている/WWF

プラごみゼロ宣言

SDGs 目標14海の豊かさを守ろう

・『プラスチックフリーの街かまくらを目指して、ゼロ・ウェイストかまくらの理念のもと、リデュース(発生抑制)の取組みを市役所が率先垂範して実施する事を求める請願書

・『SDGs目標14“海の豊かさを守ろう”の達成のため、使 い捨てプラスチック製品を使わないことで、リフューズを 推奨するよう国に求める意見書

・『クジラの赤ちゃんからのメッセージを受けとめSDGsの目標を反映させる取り組みを求める決議』

鎌倉市役所 自販機 ペットボトル 販売 廃止

プラごみゼロ宣言の鎌倉市とウォータースタンドが協定を締結 給水スポット整備でペットボトルごみを削減

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