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2026年8月25日 (火)

◆ 景観配慮せずに鎌倉の海岸線に立てた電柱撤去へ 苦情受け市長陳謝

景観配慮せずに鎌倉の海岸線に立てた電柱撤去へ 苦情受け市長陳謝

 神奈川県鎌倉市は24日、2026年3月に観光地・由比ガ浜海岸の砂浜に立てたばかりのコンクリートの電柱4本を今秋にも地中化すると発表した。「海の景色が一変した」「津波がきたら危ない」など住民から批判の声があがり、半年で方針を変更した。

 市は9月議会に「無電柱化など業務の追加」として電柱4本の撤去費用など約1340万円の補正予算を計上する。

 この電柱は高さ約5メートル。これまで砂浜に浸透させていた海の家などの排水を、国道に埋設した汚水管に流すため、東京電力の電柱から電気を引き込む目的で立てられた。電柱4本のほか、設備を管理するために必要な鋼管柱1本を設置。3月に電線を通していた。

 

市長は「無電柱化を推進する会」会長

 松尾崇市長は、24日の定例記者会見で「景観を大事に、災害に強い町をつくる観点からも無電柱化は必要な取り組み」と強調。砂浜への電柱の新設は知らなかったといい、「情報が庁内で共有できておらず大変申し訳なく感じている」と述べた。

 松尾氏は「無電柱化を推進する市区町村長の会」会長を務める。市は25年に市無電柱化条例を施行し、一部路線などで無電柱化を義務づけた。砂浜は対象外だった。

 市によると、地元の住民が窓口を訪れるなどし、「今までの景色と違ってしまった」など複数の苦情が寄せられた。市の担当課は「電柱が景観にそぐわない形になるとは思っていなかった」と説明する。議会で予算が可決されれば今秋にも4本を撤去。高さ5.7メートルの鋼管柱は途中で切断し、景観に配慮する形にするという。

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